診療のご案内
当院の診療について
診療科目・診療対象動物
診療科目:内科全般、一般外科
対象動物:犬、猫、フェレット、うさぎ、ハムスター
予防獣医学について
昨今‘予防医学’という分野が非常に注目されています。
発症してから治療する場合、費用も時間もかかります。
病気によっては生涯にわたり投薬や治療が必要であったり、‘小康状態’に留まる場合もあるので、病気にならないための心構えが大切です。
飼育や予防の知識が不足していたために多く命が奪われていた病気も、現在は様々な方法で予防することができます。
「予防できる病気は、しっかりと予防すること」これが一緒に長く過ごすための大事なポイントだと考えております。
ワクチン接種について
ワクチンで予防できるウイルス性の伝染病は感染すると、重篤な症状を引き起こし、死に至る病気も少なくありません。ワクチン接種で危険な伝染病からペットを守りましょう。
犬のワクチンで予防できる病気
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- ・ジステンパー
- ・パルボウイルス感染症
- ・コロナウイルス感染症
- ・パラインフルエンザ
- ・伝染性肝炎
- ・アデノウイルス2型
- ・レプトスピラ症
猫のワクチンで予防できる病気
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- ・白血病ウイルス感染症
- ・ウイルス性鼻気管炎
- ・カリシウイルス感染症
- ・汎白血球減少症
- ・クラミジア病
- ・免疫不全ウイルス
狂犬病予防接種について
- 法律で飼い主の方には狂犬病ワクチン接種が義務付けられています。 生後91日以上の犬は、飼い始めてから30日以内に1回、その後毎年1回の予防接種を受けなければなりません。イヌを飼い始めたら市町村窓口、動物病院で登録して、狂犬病予防接種をしましょう。
フィラリア予防について
フィラリアは蚊が媒介する恐ろしい病気です。心臓の中に長さ20~30cmの虫が住み着いてしまいます。現在は蚊が出ている時期に月に1回飲み薬を飲ませる方法で100%予防できます。暖かくなると蚊が飛び始めます。周囲に蚊を見るようになったら、フィラリア予防の時期です。フィラリアは一度感染してしまうと治療法のない恐ろしい病気です。確実に予防しましょう。
ノミ・ダニ予防について
春の暖かくなる時期からノミやダニの活動が活発になり、散歩に出かけるとつけてくることが多くなります。ノミやダニが寄生すると、強い痒みを起こし、アレルギーを引き起こすこともあります。また、ノミは腸内寄生虫(条虫)の運び屋でもあり、感染すると下痢などの腸炎を引き起こし栄養失調の原因となります。
一方、ダニは吸血時にバベシアという血液に潜む原虫を感染させます。このバベシアによる病気は非常に危険で、死に至る場合も多くあります。
さらに、ノミやダニは人間も吸血するため様々な健康被害を生じます。
動物たち飼い主さん双方のためにもしっかりとした予防を行いましょう。
避妊・去勢手術について
去勢・避妊手術をすることで、マーキングなどの発情行動の抑制、将来的な生殖器や乳腺などの病気を予防する効果が期待できます。
また、ペットとして飼われている動物たちは容易には繁殖行動を取れませんので、発情そのものがストレスとなることもあります。
二頭以上の飼育環境で繁殖を望まない場合などは、去勢・避妊手術をお勧めしております。
手術は全身麻酔下で行います。
事前に身体検査・血液検査などで安全に手術が行えるかチェックする必要があります。
まずはご相談下さい。